家相図をみる際の基本的なポイントに、水回りの位置があげられます。
水回りを家相において三備といい、厠・井戸・かまど、現代のトイレ・風呂・キッチンといえるでしょう。
その中でも特に問題になるのがトイレの位置です。トイレは不浄物ですので、どこに持ってきても家相上、最高の吉とはいえない難しい存在です。お住まいの方にできるだけ触りの少ない場所に設置することが最善だと考えます。
昔のトイレは、必ず母屋から離れた別の場所に外厠として作られていました。
今はほとんどの場合、水洗トイレになっているので凶の作用も緩和されていると思いますが、新築や戸建の場合はトイレの周りに風水埋炭することをお勧めしています。
また、地域によっては浄化槽を設置しているところもありますが、その際は浄化槽の場所がとくに問題となります。
浄化槽は家の外にあり、地中にあるものですから、その影響は10年位経過した後、大変強い凶の作用として現れてくるといわれています。