人は天の気と大地のエネルギーをもらって生きています。つまり、太陽と地球の恩恵を受けているのです。
風水とは、まず大地のエネルギーの流れと位置を計ることから始まります.これを<地理風水>と言います。
次に、人はどんな住居に住めば健康で運気の強いパワーが得られるのか、その方法を(陽宅風水>と言います。
また、先祖から連綿と受け継いだ生命力を次の世代につなぐために、死者をどう葬れば子孫が繁栄するか、
その方法を示すのを(陰宅風水)と言います。
古代中国の賢者は、このことを真剣に考え試行錯誤しながら、方法論を完成させました。
1500年ほど前に日本に伝えられて、地相、家相、墓相と呼ばれるようになりました。
次に、家を建てるのに、理想的な土地とはどんなところでしょう?
まず、日当たりがよい場所。寒い北風を防ぐことができる土地。
さらに、交通の便が良く、経済的な発展が望めるところに住みたいと思うのは誰で当たり前のことではないでしょうか。
風水では、この条件に叶う場所を「四神相応(しじんそうおう)の風水の地」と言います。
まず、東に青い龍のような清い流れがある、西に虎が走るような大道がある、南に鳳凰が住める窪地がある、そして家の北側に玄武という大きな亀の背のような山や丘があって、寒風から家を守ってくれる地形を理想の土地と考えました。
このような場所では草木がうんと茂ります。樹木の勢いが良い土地は、動物や人間の心身に必ず良い影響を与えます。
なぜなら、ストレスが無い場所だからです。
そして、住人はそれぞれの天命(九星と十二支)をもって生まれてきます。天命をもっとも有効に働かせ、かつ居住性のよい形の建物を設計することを前述した陽宅風水<家相>と言います。