≪三元九運とは≫
中国風水の基本理論には、三元九運という考え方があり、この理論をもとに
歴史の栄枯盛衰を推し量ることができます。
現代に生きる私たちも、この理論をもとに風水をうまく活用していきたいものです。
風水では土地の良い気のエネルギーをうまく取り込んで、開運を図っていくものですが、
この気のエネルギー(地電流)は20年ごとにその流れを変えています。
この20年の区切りの元になっているものが三元九運です。
≪三元九運の周期≫
甲子から癸亥までの六十干支60年を「一元」と言う単位にし、
上元・中元・下元の60年を3セット繰り返す180年周期になります。
一運は一白水運、二運はニ黒土運と言うように九星と似た呼び方がされています。
≪三元九運の意味≫
七運は七赤金運、つまり五行の「金」にあたります。
象徴的な意味としては、悦び・贅沢・金銭・不足。方位は西を表します。
1984年~2003年が七運ですが、ちょうど1986年~1989年がバブル全盛期でした。
八運は八白土運、五行では「土」にあたります。
象徴的な意味としては、変化・停止・継ぎ目・復活。方位は東北を表します。
このように一運~九運はそれぞれ陰陽五行の属性を持っています。
2004年から第八運に入っていますので、今後時代の転機が訪れるかもしれませんね。
≪三元九運と歴史≫
歴史事実は三元九運の正確性を裏づけています。
中国の古代王朝、殷・周・漢・唐などの滅亡、または滅亡の原因となった出来事は
全て下元時代に起っています。
そして、日本でも応仁の乱による戦国時代、江戸幕府の崩壊も下元時代のできごとです。
産業面においても、下元時代に産業革命の芽が生まれ、上元時代に大きな成長をとげており、時代の浮き沈みを表しています。
三元 | 九運 | 西暦180年間 |
上元 | 一運 | 1864~1883 (甲子~癸未) |
ニ運 | 1884~1903 (甲申~癸卯) |
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三運 | 1904~1923 (甲辰~癸亥) |
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中元 | 四運 | 1924~1943 (甲子~癸巳) |
五運 | 1943~1963 (甲申~癸卯) |
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六運 | 1964~1983 (甲午~癸亥) |
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下元 | 七運 | 1984~2003 (甲子~癸未) |
八運 | 2004~2023 (甲申~癸卯) |
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九運 | 2024~2043 |