玄関の位置は土地と道路との関係でその場所を決めるのが大筋です。
でも、家相を気にされる方の中には、
“陽から入る玄関は縁起が良い”として南入りや東入りの玄関を希望される場合があります。
今回の場合は、西側に道路がある土地でしたので、陽から入る玄関=南入りの玄関が考えられます。
通常、西側道路であれば、西や北西に玄関を配置する間取りになりますが、西はお金、北西はご主人の場所となり、できれば玄関として開口部を作るのは避けたい方位です。
ということで、上の家相図のように西に玄関部分を張り出させ、南側に開口部を配置した”南入の玄関”として設計しました。
また、施主様の十二支が巳歳であることから、巳(東南)を張り出した居間を配置。
こうすることで、乾巽張り(けんそんばり)という北西(乾)と東南(巽)が張り出した発展をもたらす吉相の間取りとすることができます。