敷地の井戸について、ご相談をお受けすることが多くなりました。井戸は怖い・・・・そう言う方が多いのですが、それはなぜか??
確かに、井戸がある方位が悪いとか、使わなくなった井戸を埋めた事で、体に異変をきたしたという話はよく聞きます。ここでは、成風先生とご相談者の方のやり取りから見て行きましょう。
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ご相談者のA子さん
「先生、家の敷地内に古い井戸があるのですが。井戸について風水からの考え方を教えて下さい」
成風先生 「こちの座敷に~お井戸を掘れば♪水は若水、金がわく、エ~イショウエ~~~♪こんな風に古い祝い歌でも歌われていますからね。井戸は本来、吉の役目を果たすものですよ。」
「・・・・」
「あっ、失礼いたしました(汗)井戸は怖いものだと良く言われます。でもね、それは井戸のある方位によるんですよ。本来、井戸は風水上、良いと言われる場所に掘られていたものですが・・・今時は、広い敷地は分割して売りに出されますよね。なので、昔は良い方位にあったはずの井戸も、新築の家から見ると悪い方位に当たってしまう事がよくあるんです。」
「なるほど、そういう事があるんですね。では実際には井戸がある事によって、どんな現象が現れるんですか?」
「新しい仕事や良い人間につながっていく吉効果と逆にマイナスの効果、裁判沙汰や健康問題に支障が出たりする場合があります。私が出会った悪い例では健康に問題が出る場合が多かったですね。」
「健康問題ですか・・・怖いですね。体のどういった所に出てくるのでしょうか?」
「いちばん顕著な例では、目と心臓、脳に障害が出やすいようです。特に井戸が家の中心からみて巳(南南東)の方位や午(南)の方位、そして未(南南西)の方位にあるのは非常に怖いです。〈巳・午・未〉この三つの方位は大きく南側と考えるのですが、南は五行の〈火〉を表します。そこの水が来ると水が火を消す(水剋火)状態となるからでしょうね。」
「なるほど、方位との相性の善し悪しが影響するのですね。では、家の床下に昔使った井戸があった場合は、どうなりますか?」
「井戸は、家の軒下より内側にあれば問題あり!となります。軒より外であれば多少良いのですが、できるだけ家から離れている方が無難です。床下にあるのは大凶ですね。」
「その場合は、どんな現象が起こりますか?」
「井戸は水ですから、先ほどお話ししたように、住人の顔から上の病気、目、脳、心臓にマイナスに働くということ。その他には、争い事、特に裁判沙汰に巻き込まれて苦労されている方々が多いですね。」
「井戸はどの方位にあると問題なのでしょうか?」
「家の南側、巳(南南東)午(南)未(南南西)と鬼門線上は避けるべきですね。それから酉(西)も問題が多いようです。本来、西は五行では「金」の方位で金生水として相性が良いはずなんですが・・・。不思議と、その家に18才未満の女の子さんがいらっしゃれば、素行上、悪い友人関係、ことに異性問題が出やすいんです。実際、中学生のお嬢さんがお友達の家に泊まり歩いて家の戻ってこない例が何件かありました。親としては一番心配ですよね。」
「それは心配ですね。では、それはどうすれば防げますか?」
「近くのお宮の神主さんに頼んで〈水神上げ〉をしてもらって、良い時期に井戸を埋めることでしょう。」
「井戸の埋め方や方位、時期については教えてもらえますか?」
「家の図面とご家族の生年月日が分かれば、アドバイスが可能です。まずは井戸が、家の中心からみでどの方位にあるのか、正確に割り出すことが必要です。ぜひご相談ください。」